nokの雑記

技術的な内容にしようと思ったけど無理でした。

続・COLOR-SKOPAR 35mm (今度はα7 IIを添えて)

nok0714.hatenablog.com

↑の記事で購入報告とイニシャルユースでの使用感を書いたフォクトレンダー・COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 P IIですが、本日もちょっと使ってきました。

カメラ本体はα7 IIで、α7 IVの導入とともに退役状態だった機体です。ロケーションは静岡・浜松のはままつフラワーパークです。めっちゃ季節外れでした。

以下の写真はLightroom Classicで軽く編集してから長辺4096pxでJPG出力しています。WBは色温度指定で5000Kにしています。

なんか花。ISO1600, SS1/1600, F2.5

なんかサボテンみたいなの。ISO400, SS1/1250, F2.5

なんかサボテンみたいなの2。ISO400, SS1/640, F2.5

なんかサボテンみたいなの3。ISO400, SS1/1000, F2.5

なんか尖ったやつ。ISO400, SS1/320, F2.5

なんかテーブル(椅子?)。ISO400, SS1/4000, F2.5(メモ忘れてる。ボケ方的に8かも)

なんか花入り猫車。ISO400, SS1/3200, F2.5

もちろんα7 IVで使うのが気分良いのですが、α7 IIでも良い感じの撮影ができて楽しかったです。「なんだ、まだやれるじゃん。」と思いました。

ただ、α7 IIはやはり古い機種だけあって+手元にIVがあるので使ってて厳しいところもあります。まずファインダーとモニタの画質。粗いし発色が薄い。次にピーキング。ピント来てないのに光る。最後にグリップ。浅くてホールド感が悪い。

あとは機種なりの癖だと思うのですが、ISOとSSが御しきれませんでした。(変に感度上げたがる感じの挙動だったので、途中から400に固定しました)

ちなみにレンズ自体はやはり非常に良い感じで、素直な印象は変わりません。コントラスト感も良い感じだし。今回はほぼF2.5かF8で撮影していましたが、F2.5のボケはいいですね。立体感が出ます。また、開放だと四隅の減光が出るのですが、光の当たり方次第ではミニチュア撮影のような風合いもあってかわいいです(今回だと猫車の写真)

フォクトレンダーCOLOR-SKOPAR 35mmを買ったのでレビュー

マニュアル専用の単焦点が増えました。

α7 IVを買って約2.5ヶ月、16-28mmと28-70mmに加えて単焦点を1本増やしました。 買ったのはタイトルの通りフォクトレンダーのCOLOR-SKOPAR 25mm F2.5 P II (VMマウント)です。 ↓公式サイトの製品ページ

www.cosina.co.jp

このレンズは現時点(2023年9月)のフォクトレンダーのレンズラインナップで最安で、実売では3.3万から3.8万程度となっており、お手軽です。 (ちなみに発売も2006年と古参。他のお手軽古参はNOKTON classic 40mm F1.4で、たぶんCOLOR-SKOPAR 35mm F2.5を考えている人は同じように候補にするのではと思います。私は安さ優先でCOLOR-SKOPARにしました)

また、ライカMマウント互換のVMマウントということで、ソニーEマウントに変換するアダプターも買いました。(下のやつ) K&Fとかの安いアダプターだと4000円くらいなんですが、今回買った焦点工房のものは1.3万するかわりにヘリコイドがあり、レンズの最短距離より寄れるようになります。 実際に使ってみると、テーブルフォトではやはりヘリコイドで寄せないとダメな感じなので、絶対にヘリコイドはあった方がいいと思います。

www.stkb.jp

両者ともマップカメラで買いました(初マップカメラ。上下をフィルムで挟む梱包で凄かったです)。レンズ3.3万で安いね!って思ってたんですが、マウントアダプターが1.3万増えて、5万弱になって意外と安くなかったです。

で、届いた現物が下の写真。 初のフォクトレンダー、初の完全マニュアルレンズ、初のマウントアダプター!

レンズは本当にコンパクトで、総金属製の質感が良くて満足感があります。 ピント、絞りのリングもそれぞれ心地よい動きです。

左、マウントアダプター。右、レンズ本体。

アダプターとレンズをα7 IVに取り付けた様子。

α7 IVに合わせるとボディの分厚さが過剰だなと思います。やっぱMマウントのカメラ向きですね。

付けてさっそく作例を撮りに行ってきました。名古屋駅・伏見・大須観音・栄周辺です。 RAW撮影したものをLightroom Classicで長辺4096pxになるよう縮小してJPG書き出ししています。

大名古屋ビルヂング。ISO100, SS1/160, F8

名古屋駅東口タクシー乗り場のあたりの消火栓。ISO250, SS1/60, F2.5

名古屋駅西口、ビックカメラ入り口近辺。ISO100, SS1/125, F4

名古屋駅西口から少し行った星乃珈琲にて。マウントアダプターのヘリコイドが活躍。ISO1000, SS1/60, F4

白川公園の噴水。ISO100, SS1/80, F4

大須観音。ISO100, SS1/200, F4

久屋大通公園のオブジェ(?)。ISO100, SS1/100, F4

オアシス21とミライタワー。ISO250, SS1/60, F4

まず35mmの固定焦点は、狭くも広くも感じられて少し不思議でした。 普段は16-28と28-70で、iPhone(13 Pro)だと13/26/77なので、基本は若干狭くなったな、という感じでした。 0.5-1歩引いて撮る感じ。 単焦点で鍛えるぞーくらいの気分でも買っているので、このあたりは今後の慣れかと思います。

色味とコントラスト感が普段使っているSIGMAのレンズとは違っており、新鮮みがありました。 ハイライトの飛びとシャドウの沈みが強い?ので、光と影が印象的に見えます。 飴っぽいツヤとかすごく良い感じです。 発色もバリバリな感じではなく、若干クラシカル?ですかね。 レンズの味が分かるような玄人ではないのですが、素直な写りだと思います。 若干周辺光量落ちがありますが、その気になればデジタルで補正できるということで気になりません。

MFレンズということで、カメラのフォーカスピーキングやMFアシストを使いつつピントを合わせていましたが、それほどピント面も薄くない感じで、軽い気持ちで使えました。 逆にちょっとピントリングを動かしてもピーキングが出たままになって、でもピンボケってパターンもあったので、追い込むときはちゃんと拡大表示を使う必要がありそうです。

一方、運用としてはちょっと面倒だなと思うところがあり、電子接点がないためにレンズ情報やF値が記録できず、上記の撮影の際は基本をF4として、違うF値にしたらメモを取っていました。 まあそのメモ取りも含めてゆったり気軽に楽しむスタイルを覚えるのが良いのかもしれません。

なお、さすがにレンズ情報とF値抜きでは管理が厳しいので、Lightroom Classicで使えるLensTaggerというプラグインを使って情報を足しておきました。

さて、次はどんなレンズを生やそうか(違

ちなみにフォクトレンダーだとAPO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical E-Mountがほしいです。

α7IVの動画が楽しい

購入から2ヶ月、いろんなところに持っていって写真を撮っているわけですが、動画もなかなか楽しいです。

デフォルトではSuper 35mmでの撮影になり、手ぶれ補正アクティブを使うとさらに画角が狭くなるので、SIGMAの16-28mm(のワイド端)が活躍します。 それでもそれなりにブレるので、Catalyst Prepareでさらに後処理の補正をかけています。 ここまでやると本当にかなり狭くなってしまいます。

このあたりはアクションカムのブレなさがうらやましいですが、やはりデカいセンサでボケもゴリゴリに効くというのはいいものです。

撮ったものを置いておきます。 どちらも8月26日の撮影です。

α7 IVを使いはじめてしばらくの感想と追加購入物

購入した直後のやつはこちら

nok0714.hatenablog.com

α7 IVの購入から1ヶ月と2週間くらい経過しました。 購入してからほぼ毎週末出かけて写真を撮り、いろいろな周辺機器を買いました。

撮っていたのは、水族館(3館)、動物園、ひまわり畑、花火大会あたりです。 カメラとレンズが変わって、自分のなかで何かかみ合うものがあったのか上達しようというか、気持ちいい写真を撮りたいと思っていろいろ考えるようになりました。 カメラとレンズの合わせ技で強力に腕前がサポートされるので、カメラの懐を借りるつもりで被写体の配置とフォーカス位置・F値をメインに決めています。 ファインダー越しの画が気持ちいい(?)ので、撮るのが非常に楽しいです。

名古屋港水族館のイルカショー

撮影モードは基本的に絞り優先オートで、ISOとWBもオートに任せています。 水族館・動物観(の特に暗いエリア)と花火大会ではマニュアルも使って、ISO含めてコントロールしています。 特に生き物の際はシャッターモードを連写にして、数を打って当たりのものを探す感じでやっています。 (あとは、自分の身体が動いてジャスピンを外す率が減るかな、と)

ひまわりのアップ

α7 IIから乗り換えて変化が大きかった点であるAFは、スポットSと拡張スポットを中心に、AF-AとAF-Cで運用しています。 トラッキングを使うことが多いので、AF-Cの時間が長めです。 また、動物瞳AFと鳥瞳AFも結構活用しています。 頻繁に動くわけではないのですが、それっぽい被写体ではちゃんと検出してくれます。 欲を言えば、α7R Vとα6700に搭載されたAIプロセッシングが欲しいです。

ちなみにSIGMAレンズとの相性でもあるのか、ジャスピンの気分でも微妙にずれていることがあります。 前述のように数を撮って当たりを探すのでまあいいのですが。

🎆

レンズの出番は今のところ28-70mmが8割くらいです。 使っていると24mmまで欲しいなという気分になることがあるので、もしかしたら24-70mm Artの方が幸せだったのかも。 16-28mmは超広角域が必要な時に使う感じで、主に風景ですね。 あと動画。28-70mmはSuper35mmのクロップがかかるとワイド端でも42mm相当になってしまうので、16-28にしなきゃなあと感じます。 どちらのレンズも概ね購入時に思っていた感じの使い方です。

↓28-70で撮影した動画

ちなみに今は、標準域の単焦点・中望遠のマクロ・望遠レンズがそれぞれ欲しいです。 なんとなく考えているのは以下の感じ。

  • 標準・単焦点
    • SIGMA 65mm F2 DG DN | Contemporary: Iシリーズの中でも特にArtに近い描写として評価の高い1本
    • SIGMA 54mm F2.8 DG DN | Contemporary: Iシリーズの先陣を切った1本
    • コシナ フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical: マニュアルオンリーで鍛錬する用
    • コシナ フォクトレンダー NOKTON 35mm F1.4: クラシカルな写りの大口径マニュアル
  • マクロ
    • SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO | Art: カミソリマクロは70mmだけど、ちょっと望遠に振って105
  • 望遠
    • SONY FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS: 300までいけるので
    • SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS: ハーフマクロもいける最新作
    • SIGMA 100-400 F5-6.3 DG DN OS | Contemporary: SIGMAでそろえるならって感じ
    • タムロン 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD (A071): 高倍率のある種本命的なモデル、軽量高倍率で便利そう
    • タムロン 70-300mm F4.5-6.3 Di III RXD (A047): めっちゃ安い
    • タムロン 70-180mm F2.8 Di III VXD (A056): 180mmまでだけどF2.8通し
    • タムロン 50-400mm F4.5-6.3 Di III VC VXD (A067): かなり気になる高倍率、400までいけるのにワイドが50

ニホンザル

買った周辺機器はこんな感じ。

αと一緒に買ったSIGMAのレンズ2本は、16-28mmがフィルター径72mmで、28-70mmがフィルター径67mmなので、72mmでフィルターを購入しました。 28-70mmにはステップアップリングで対応しています。

クリーニング用品では定番のブロワーと、Twitterで「レンズペンは買え」と言われたのでレンズペン。 どちらも便利に使っています。外でレンズを替えるとどうしても埃が入るので、ブロワーでセンサをプシュプシュしてます。

メモリーカードは、通常のSDXCだと連写中に息切れしたのでUHS-IIのものにしました。 また、αの本体をPCに繋いで読み出すと遅いので、カードリーダも買いました。

シャッターリモコンもといリモートレリーズは花火とか星空とか用ですね。

(10月中旬追記) Amazonのプライム感謝祭?で少しだけ安くなっていたのに乗じて、ついに防湿庫も買ってしまいました。最初は30L前後で考えていたのですが、レビュー欄を眺めていると「デカい方がいい」との声が多く見えた(気がした)ので、50Lクラスにしました。正直カビ防止効果については実感はまだ無いですが、それ以上に「カメラの定位置が定まった」というのが嬉しいです。

Insta360 ONE RSを買ったのでちょっと使った感想

カメラ買いまくりです。

Insta360 ONE RS

タイトルの通り、上の写真の通りなのですが、Insta360 ONE RSを買いました。 実際には買う前に借りて少し使っており、使い勝手は知っていましたので、ついに自前で持つことにしたという感じです。 Insta360がちょくちょく実施するセールを待って、約6万円で買いました。

このカメラの一番の特徴は、カメラが3パートに分かれていることです。

  • 本体/ディスプレイ: 上の写真でONE RSという文字が入っているやつ。
  • バッテリーベース: 上の写真で赤い横長のやつ。
  • レンズモジュール
    • 4Kブーストレンズ: 上の写真でレンズが上を向いてるやつ
    • 5.7K360度レンズ: 上の写真でレンズが上を向いてないやつ

(その他付属品で、GoPro互換のマウントが生えたケースや、360度レンズ用のカバーなどが箱に入っています)

本体とバッテリーベースは常に共通で使うのですが、レンズモジュールを必要に応じて交換することで、普通のアクションカムとしても、360度カメラとしても利用できるのが魅力です。 また、4Kブーストレンズを使う際は、レンズの後ろにディスプレイが来るようにする普通の状態と、レンズとディスプレイを同じ側に向ける自撮りモードを使い分けられます。

自分は主にロードスター車載動画を撮るのに、オープン状態で走行するときには360度レンズで、クローズ時は正面レンズというふうに使い分けることにします。

実際に撮影した動画はこんな感じです。↓↓↓

360度レンズ

↑運転席と助手席の間に設置されている風防ボードにGoPro純正のクリップを用いて固定して、360度モジュールを使って撮影したものを、PCアプリで編集し、Davinci Resolveでボカしをかけています。

↑同じく風防ボードに固定して360度モジュールで撮影。PCアプリで画角を調整しています。

↑こちらの動画では、助手席バイザーにクリップで固定して360度モジュールを使ったものです。

ブーストレンズ

↑助手席バイザーにクリップで固定。前半(車内の写り込み多い)はバイザーが閉じていて、後半はバイザーを開いて可能な限りフロントガラスにレンズを近づけています。

感想

GoProフォロワーとして生まれたInsta360 ONEの2世代目ということで、基本的な使い勝手は全然問題ありません。GoPro向けアクセサリも使用可能なので、マウントなども豊富です。GoProとの明らかな差は強いて言えばディスプレイが小さい(GoProの正面側ディスプレイとほぼ同じサイズ)くらいですが、操作の必要があるのは撮影モードや画質の変更程度なので、そんなに問題はないと思います。モジュール交換で通常の撮影も360度の撮影も楽しめるので、1台2役で使えて気分が良いです。逆に、360度撮影から通常画角を切りだすのか、ブーストレンズで普通に撮影するのか、みたいな悩みが発生します。

特に360度レンズはオープンカーと相性が良く、開放感のある動画を撮影できます。後編集で画角を調整して、面白い画角にする楽しみもあります。常時360度で撮影しておいて通常画角に切りだせばブーストレンズは不要、とも思いますが、やはり正面を写すことに特化したブーストレンズには画質面で大きなアドバンテージがあります。後で編集する手間も減ります。

一方微妙なポイントもあります。レンズ関係なく、発熱が非常に多くて、夏場だとエアコンの効いた車内でも30分程度で勝手に止まって電源が切れます(気温や撮影モード次第かも)。落ちるとクールダウンされるまでは動かない?感じなので、困ります。運転中には確認できないので、例えば高速道路を走っている間撮り続けるようなスタイルが難しいです。

また、バッテリーの持続時間は1時間程度で、給電しながら撮影すれば伸ばせます。ただ、給電していると録画していなくても録画ランプが赤く光るため、録画が止まってシャットダウンされている状態でも、録画状態と勘違いしてしまいます。この仕様正直最悪です。運転中は画面を注視できないため、一瞬目をやって録画ランプを見るのが精一杯で、その際赤く光っててOKと思ったら撮れてない!という事故が起きます。

まだまだ使い込めていないので、これらの不満点に対する感想は今後変わるかもしれません。暑い時期を過ぎたらオープンで動画を撮って、継続的に使用感を確認したいところです。

追記: このカメラ、ちょくちょく起動に失敗します。あと、起動してもSDカードを認識しなかったりもします。そのあたりの信頼性はありません。


車にマウントするためにと買ったのは今のところ以下の2品。

GoPro公式のクリップです。主に使っています。助手席バイザーや風防に付けるのに使っています。 噛み込む力は強いけど、開く幅が少し狭い感じです。 あと、カメラの角度調節がすっっっっっっっごく硬いです。

[asin:B097QHM558:detail]

ガラスに付けようと思っての吸盤マウントです。 この商品はちょっと小さめで心許ないです。 上のクリップを買ったので出番はあんまりありません。