高いけど許せる。
去る2025年11月にリコー公式の通販サイトの抽選でなんと当選し、RICOHが誇るコンデジGRの最新作、GR IVを入手できました(実際に手元に来たのは11月末)。
もう2026年も3月になっているのですが、撮った写真を交えて素人なりに使用感を書こうと思います。
←下書き見たらこう書いてあったんですが、今はもう7月です。
機種自体の概要・購入まで
GR IVは上にも書いたとおり、RICOHが売っているコンデジで、先代GR III(x)から6年の時を経て発売された最新ラインになります。 現時点ではHDFおよびMonochromeの派生カメラも販売されています。
端的に言えば、28mm F2.8の単焦点レンズに、約25.8MピクセルのAPS-Cセンサを装備するコンデジです。 小型でスリムなボディは260g程度と、普段の持ち歩きに適する(電源オフ時に出っ張りがないのもgood)筐体となっています。
でなぜこいつがほしかったかというと、小さくて良い写りのカメラが欲しかったからです。 手元にあるα7IVもfpLも、レンズを付けるとどうしても直方体の形状に収まらず、かつそれなりの重量ということでね……。

実際には即GR IVに決めたわけではなく、PowerShot V1およびRX100VIIも検討しました。 それぞれこんな感じですね:
- GR IV
- ✓最新機種
- ✓APS-Cセンサ
- 〇コンパクト
- △ちょっと高い
- ×入手難
- PowerShot V1
- ✓最新機種
- 〇潰しが利くズームレンズ
- 〇1.4型センサ
- △ちょいデカい
- ✓安い
- ✓入手楽 (になった)
- RX100VII
- ×古い古すぎる
- ✓豪華なズーム域
- 〇1.0型センサ
- ×高い
- 慣れ親しんだソニー
- m i c r o U S B
ということで、発売から月日が経ちすぎている上にmicroUSBなRX100VIIが最初に落伍し、本命GR IVと対抗PowerShot V1となりました。 PowerShot V1は発売から大人気で入手難だったのですが、GR IVが出るころには店頭に在庫するようになっており、かなり悩みました。 前評判からPowerShot VIが強いなと思っていたポイントは、動画もイケる・ズームありなところですかね。 あとかなり戦略的な価格(ようは安い)なことです。
実際に店頭に足を運んでGR IVとPowerShot V1を比較してみたところ、PowerShot V1めっちゃ強いなーと思いました。 あの値段でこの性能!?な感じです。 何より凄いなと思ったのは、AF性能ですかねえ。 ほんっっっっとうにビックリするほど頭が良いと感じました(GR IVのAFに関しては後述)。
で、PowerShot V1いいよなーとは思ったのですが、結局「ちゃんと頑張ってGR IVを入手しよう」という気分になりました。
最たる理由は、筐体のデカさ。
コンデジとはいうけどちょっとデカいぞこいつ。
ポケットに入れたり、リュックに放り込んだりするにはじゃっかーん大きいと感じました。
おそらく排熱用の気道だとは思うのですが、持った感じ中身に余裕がありそうで、これジョブズが水に沈めて激怒するやつとも思いましたね。
で、それからは頑張ってマップカメラを眺めたり、RICOHの公式抽選に参加したりしてGR IVを買うチャンスを探しました。 最終的に11月頭?の抽選に当選し、17万円くらい払ってお迎えしました。

購入後〜今まで使ってみて
抽選結果の発表から実際に発注を受けてくれる期限までがクソ短いのに、その後の発送まではたっぷり2週間(予告されていた期限いっぱい)かけるRICOHの態度はカスだなと思いつつ待ち、とうとう届きました。
内蔵メモリが50GBほどあるので必須ではないのですが、家に転がっていたmicroSDを刺して使っています。 というのも、本体のUSBポートをカバーするゴム部品が貧弱(に見える)なので、可能な限りUSBケーブルの挿抜を減らしたいという思惑があります(本体メモリを使うと、ケーブル接続でないと写真吸い出せないからね)。 他のアクセサリ類は、液晶用のフィルムと、テキトーに買った首掛け紐しかつけていません(標準ストラップは手首にかけられる長さ)。首掛け便利。
で実際の使い勝手ですが、やはりコンパクト & 高画質は無二のアイデンティティだと思います。 最初なんとなくレンズの特性に癖があると感じましたが、使っているうちに気にならなくなりました(APS-CかつF2.8を雑に扱ってピン抜けしてた?)。 クリア画質の優れた絵柄で、印象としてはパッキリといったところでしょうか。 陰陽ハッキリしたカットを狙うか、露出を少々下げるとより良い感じです。 開放だとピント距離から少しズレたボケはじめのところが少々汚い気もしますが……。

ポケットに突っ込めるかわいいサイズのデジカメからこの画質の写真が出てくるのは超超超オトクといったところで、非常に優れたパッケージングだと感じます。 しかも、手ブレ補正まで内蔵しているので、いっそうオトクです。 ……販売価格はかわいくないのですが。
現状はもっぱら絞り優先オートでAFを使用して撮影しています。 そこまでスナップ撮影にこだわっていないので、高速起動もピント距離優先もそこまで活用できていません(起動が速いのは素直に嬉しい)。

いまのところココは微妙だなあと感じているところは、①電池、②AF、③スマホ連携です。 まず①ですが、ほんっっっっとうに電池がもちません。 使っているとすぐに減っていくし、電源オフで放置していても減っていきます。 満・半・少・限界の4段階の残量表示のうち、「満」の状態はほとんどお目にかかれないでしょう。 一日使うなら、予備のバッテリが欲しくなるところです。
続いて②。AFは結構おバカちゃんです。 PowerShotの店頭試用ではその良さに感動しましたが、GRはダメダメですね。 フルオートに任せると大抵意味不明なところへ行きます。なので、タッチフォーカスを多用しています。
最後③。スマホアプリと繋げられて色々できるのですが、とにかく接続がおっそい。 ジオタグをつけるためにスマホから位置情報を送るのですが、その接続を待っていると高速起動で稼いだ時間がみるみる溶けていきます。 このあたりソニーのアプリは非常に高速なので快適ですが、リコーはお利口ではないようです。

まあ②と③については正直「微妙」の領域なのでどうとでもなるのですが、大問題なのは①ですね。 本当に信じられないくらいバッテリがもちません。 パッケージングの犠牲になったんでしょうねえ。
総合すると非常に気軽ながら高画質で楽しいカメラで、常に携帯できるのが魅力です。 いつもいつもミラーレスを持ち歩くのはそれなりの覚悟がいると思いますが、コンパクトデジカメなら余裕です。 バッテリがもたないことと、その強気プライス※はタマにキズですが……。
※それでも馬鹿売れしてて未だに(2026年7月時点でも)入手困難なので、それが理由で買わないという人は少ないのでしょう。 ニッチな商品で需要が満たされるとガクッと売り上げが落ちるというのは分かりますが、いつまでも増産せずに品薄商法をしているリコーの姿勢は正直許容できません。 しかも無印すら満足に供給できていないのに、派生モデルを次々売り出す始末。
そういう意味では富士フイルムのやりかたより酷いんじゃないかと思います。

























