マニュアル専用の単焦点が増えました。
α7 IVを買って約2.5ヶ月、16-28mmと28-70mmに加えて単焦点を1本増やしました。 買ったのはタイトルの通り、コシナよりフォクトレンダーのCOLOR-SKOPAR 35mm F2.5 P II (VMマウント)です。 ↓公式サイトの製品ページ
このレンズは現時点(2023年9月)のフォクトレンダーのレンズラインナップで最安で、実売では3.3万から3.8万程度となっており、お手軽です。 (ちなみに発売も2006年と古参。他のお手軽古参はNOKTON classic 40mm F1.4で、たぶんCOLOR-SKOPAR 35mm F2.5を考えている人は同じように候補にするのではと思います。私は安さ優先でCOLOR-SKOPARにしました)
また、ライカMマウント互換のVMマウントということで、ソニーEマウントに変換するアダプターも買いました。(下のやつ) K&Fとかの安いアダプターだと4000円くらいなんですが、今回買った焦点工房のものは1.3万するかわりにヘリコイドがあり、レンズの最短距離より寄れるようになります。 実際に使ってみると、テーブルフォトではやはりヘリコイドで寄せないとダメな感じなので、絶対にヘリコイドはあった方がいいと思います。
両者ともマップカメラで買いました(初マップカメラ。上下をフィルムで挟む梱包で凄かったです)。レンズ3.3万で安いね!って思ってたんですが、マウントアダプターが1.3万増えて、5万弱になって意外と安くなかったです。
で、届いた現物が下の写真。 初のフォクトレンダー、初の完全マニュアルレンズ、初のマウントアダプター!
レンズは本当にコンパクトで、総金属製の質感が良くて満足感があります。 ピント、絞りのリングもそれぞれ心地よい動きです。
α7 IVに合わせるとボディの分厚さが過剰だなと思います。やっぱMマウントのカメラ向きですね。
付けてさっそく作例を撮りに行ってきました。名古屋駅・伏見・大須観音・栄周辺です。 RAW撮影したものをLightroom Classicで長辺4096pxになるよう縮小してJPG書き出ししています。
まず35mmの固定焦点は、狭くも広くも感じられて少し不思議でした。 普段は16-28と28-70で、iPhone(13 Pro)だと13/26/77なので、基本は若干狭くなったな、という感じでした。 0.5-1歩引いて撮る感じ。 単焦点で鍛えるぞーくらいの気分でも買っているので、このあたりは今後の慣れかと思います。
色味とコントラスト感が普段使っているSIGMAのレンズとは違っており、新鮮みがありました。 ハイライトの飛びとシャドウの沈みが強い?ので、光と影が印象的に見えます。 飴っぽいツヤとかすごく良い感じです。 発色もバリバリな感じではなく、若干クラシカル?ですかね。 レンズの味が分かるような玄人ではないのですが、素直な写りだと思います。 若干周辺光量落ちがありますが、その気になればデジタルで補正できるということで気になりません。
MFレンズということで、カメラのフォーカスピーキングやMFアシストを使いつつピントを合わせていましたが、それほどピント面も薄くない感じで、軽い気持ちで使えました。 逆にちょっとピントリングを動かしてもピーキングが出たままになって、でもピンボケってパターンもあったので、追い込むときはちゃんと拡大表示を使う必要がありそうです。
一方、運用としてはちょっと面倒だなと思うところがあり、電子接点がないためにレンズ情報やF値が記録できず、上記の撮影の際は基本をF4として、違うF値にしたらメモを取っていました。 まあそのメモ取りも含めてゆったり気軽に楽しむスタイルを覚えるのが良いのかもしれません。
なお、さすがにレンズ情報とF値抜きでは管理が厳しいので、Lightroom Classicで使えるLensTaggerというプラグインを使って情報を足しておきました。
さて、次はどんなレンズを生やそうか(違
ちなみにフォクトレンダーだとAPO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical E-Mountがほしいです。
(追記) いろいろな光線状況で使っていると、けっこうフリンジがあったり端が流れたりしてるなあという感じです。まあ4万しないレンズということを考えたらそりゃそうだといったところですね。
(追記2) COLOR-SKOPAR 50mmも買いました(↓)