nokの雑記

技術的な内容にしようと思ったけど無理でした。

自作キーボードNoraneko42GRを組んだ(ビルドログ)

ツイ…Xのフォロワーが良い感じにぐんにゃりしたキーボードを作っていたので、何のキットかを聞いて自分も組むことにしました。

その名はNoraneko42GR。堕落猫(Daraku-Neko)さんが公開しているキーボードです。

booth.pm

本人によるキット販売が上記で行われているのですが、12/22時点では品切れになっているようです。

完全に組むのに買ったのは以下の部品たち。

たぶん多くの人が悩むであろうキースイッチは、LED実装をやる予定があったのでクリア系のケースであることを優先しました。 というか明確なこだわり要件がそれくらいしかなかったです。

結局えいやっと(?) Gateron Baby kangaroo 2.0, Durock T1 Shrimp, Durock Daybreak, Durock Dolphin, Yushakobo Fairyがなんとなく良さそうだな、というところまで絞りました。 そこからどういう経緯でDurock Dolphinに絞ったのか記憶がないですが、手元のZINCについてるAliaz Silent (透明ケース・ピンクい軸・Silent Tactile)と対照的な感じなので選んだのだと思います。

キーキャップは……とりあえずで買いました。いいの見つけたら交換すると思います。


ここからはビルド時の写真を貼る……はずなのですが、ハンダ付けに夢中であんまり写真がありません。 組み立ては、ビルドガイドに従いました。

ガイドはこちら→ https://github.com/darakuneko/Noraneko/blob/main/noraneko42gr/v1.1/README.md

最初に、RP2040-Zeroにファームウェアを入れました。手順通りで問題なかったです。

次にやったのはスルーホールの抵抗(x2)の取付です。ビルドガイドの写真と実際の基板での位置が少し違いましたが問題なかったです。

3番目はバックライトLEDの実装です。めっちゃ疲れました。壊したくないのでコテは250度(設定できた下限)にして、4つあるパッドのうち1箇所を付けるのを5個くらい順に行い、次は2パッドめ、3パッドめ、4パッドめを終えたら動作確認という感じで進めました。1つ1つのLEDに熱が入る時間が短時間+休み+短時間...となるようにという配慮です。この途中で動作確認のためにRP2040-Zeroのコンスルー取付けも行いました。

よく見るとLED39のパッドが一部ハンダ付けされていないのがわかるかと思います。

コンスルーをつけたRP2040-Zero。

結局LEDをひとつも壊すこと無く無事に全部ハンダ付けできました。自分の腕前が恐ろしい。ハンダが少なめで汚かった(パッドがデカくて熱が回りにくいんですよね)ので、動作確認後に全てのパッドにフラックスを塗って綺麗になるように盛り直しました。

上手に出来ました。

4番目はKailhのスイッチソケットですね。とくに言うことはないです。コテの温度はたぶん280度くらいでやりました。LED以上にパッドがデカい(というかソケットの足がデカい)のでこっちはこっちで大変でした。

ソケットも付けます。(LEDの足が綺麗になってます)

ハンダ付け終了時。

ここまででハンダ付けが全て終わり、あとはケースを組み立ててスイッチを植えるのみになりました。

裏側でこそこそ組み立てたスタビを取り付けます。バラッバラで届いたので画像検索して構造を調べて組みました。

あとでめっちゃカチャカチャ鳴ることになるスタビ。

ケースはメイン基板の下側2枚、上側2枚となっており、ボトム1, ボトム2, メイン基板の3枚を重ねてのネジ留めが必要です。

上2枚・基板・下2枚。

順番としては、ネジ、ワッシャー、ボトム(透明)、ボトム(穴空き)、スペーサー(こいつがボトム2枚の穴に収まる)、基板、ネジになります。 ネジが若干短いので、片側でスペーサーとネジを締めきってしまうと反対側で届かなくなります。遊びをもたせておいて、良い感じにしましょう。(追記: イメージを起こしてみました↓)

なんか……こんな感じ。

メイン基板までが終わったら上側2枚を基板の上に載せて、スイッチを植えていきます。 スイッチがトップ側のアクリル板の固定を兼ねます。

4つ角(端のほう)を植えてからだと楽な気がする。

で、スイッチを植えたら最後にキーキャップをかぶせて完成です。(キー探すのめっちゃめんどかったし2.75uのキーはセットに入ってなかった……)

完成。ふつくしい……

Macと並べて。


で、物理的には完成したのですが、今度はキーマップ編集の果てしない旅が始まりそうです。 とりあえず、手持ちのZINCに寄せる方向で組みたいと思います。 (Vial難しい……)

試し打ちした感触は、いわゆるコトコト系ですかね?軸がぶれずにすっと沈む感覚で、リニアなのでスムーズさが強調されて、しかも静かなので集中力を上げてくれるようなキーボードに仕上がりました。 そんな中であまり気に入っていないのがスタビ。遊びが大きくカチャついた音が鳴るため、静けさをぶち壊します。 親指キーだけに押下する回数も多く(LTで複数役目あるし)、他のキーがスコッと入るのにコイツだけチャキッみたいな感触なのでなんとかしたいです。

またゆっくり使っていきます。


このブログエントリは、Razer BlackWidow V3 Tenkeyless (Yellow軸)で書きました(Neraneko42GRでもなければ自作キーボードでもない、めっちゃ市販品でスミマセン。でも結構気に入ってるキーボードです)。 また、写真は全てSONY α7R IV + SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIで撮影しました。