なので、昨年の秋頃から使っているFitbit Charge HRについて書こうと思います。
Fitbitってなあに?
Fitbit社
とりあえず公式サイトをどうぞ。
公式サイトの「当社について」から引用。
当社は健康とフィットネスに情熱を傾け、人々の生活を変える関連製品の開発に専念しています。健康は真面目なテーマですが、楽しむことも悪くありません。Fitbit社はサンフランシスコに本社を構える、ウェアラブル機器で人々の健康に寄与しようという企業らしいです。正直良いデバイスさえ提供してくれれば僕はどうでもよいです。
製品群
主に活動量計を販売しています。活動量計は大まかに言うと、歩数を計測してくれて、歩数から消費カロリー出したり、歩数から移動距離を出したり、携帯とリンクして歩数記録をつけてくれたり、歩数ゴール達成で祝ってくれたりする機器です。ようはスマート万歩計(嘘)。上位モデルは心拍計とか気圧計とかGPSとか使ってもっといろいろ取ってくれます。
製品はネクタイピンみたいなクリップ型と、腕時計に近いリストバンド型と腕時計にしては角張っているスマートウォッチ型に分かれています。この順番で値段が上がっていきます。
- Zip - クリップ型。最安。このモデルだけボタン電池で動作(他は内蔵充電池)。使ってないからよく知らない。
- One - クリップ型。Zipの倍くらいのお値段。使ってないからよく知らない。
- Flex - リストバンド型。リストバンド型で唯一の1万円アンダー。使ってないからよく知らない。
- Alta - リストバンド型。オシャレ。日本導入はまだ。売られてないし使ってないからよく知らない。
- Charge - リストバンド型。HRとは別物。使ってないからよく知らない。
- Charge HR - リストバンド型。僕が使ってるモデル。このモデル以上にならないと心拍測定機能はないです。
- Blaze - スマートウォッチ型。最近公式サイトに現れたカラー画面なやつ。GPS内蔵。日本導入はまだ。売られてないし使ってないからよく知らない。ちょっとほしい。
- Surge - スマートウォッチ型。前からサイトに載ってるけど日本導入はされてない。半年以上そのままだし売る気ないだろと思ってる。当然使ってないから知らない。Blazeとの違いは多分アスリート向けかどうか。
活動量計ならJawboneとかWithingsとかあるだろと思いますがFitbitは彼らと比較してアクティビティトラッカー的な面が強いと思います。クソダサシリコンバンドも、運動後のお手入れのしやすさに寄与してくれます。といっても最近はオシャレにも力を入れているようですが。
使ってないものについては書けないので、以下は僕が使っているCharge HRについて書きたいと思います。
Charge HRについて
仕様
内蔵センサ
- 心拍センサ - LEDから発する光がどれくらい反射されるかで心拍を取るらしいです。
- 加速度計 - 歩数取ったりジェスチャ認識したりに使うのでしょう。もしかしたらジャイロセンサも入ってるかも。
- 気圧計 - 階段昇降(上下方向)の記録に使うらしい。バイクで山の方に行ったとき200階まで上ったことになったので、飛行機に持ち込んだらどうなるのか知りたいです。
その他の仕様
- BLE - スマートフォンとの接続に使用。Android4.2以前を使っている人は諦めです。USBドングルが付属しているのでPC経由でも同期できます。
- ディスプレイ - 時計、心拍、歩数などを表示。着信も教えてくれる。メール等の通知はできない。
- 電池 - ほぼ公称どおり5日弱駆動。専用USBケーブルで充電する。ケーブルが短くてイラつく。そして純正の予備ケーブルが公式には販売されていない。売ってくれ。
使用感
細かい内容については後で説明していきます。
ここが良い
「ここが良い」ポイントたちについて、まずはディスプレイ。他社製のリストバンド型活動量計はディスプレイを有しておらず、歩数やカロリー消費等各種情報の確認はスマートフォンを経由することになります。
一方のCharge HRは小型ながら本体にディスプレイが搭載されており、時計、心拍、歩数等の主要な情報は腕をひねるだけ(ジェスチャ認識!)で確認できます(ボタンでも可)。
これらの情報の切替は表示中にCharge HR本体をコツンと叩くだけです(ボタンでも可)。ちなみに、表示が消灯している状態で2回コツコツとすれば任意の表示が可能です(ぼくは心拍数表示に設定しています)。便利です。
バッテリのもちについては、スマートウォッチとの比較になります。1日しかもたないやつらとは違います。ディスプレイの点灯回数に依存している気がしますが、おおむね公称通り5日です。ときどき思い出したように充電するだけで十分なのがとても嬉しいです。
それなりに長く駆動してくれるのは良いのですが、後述するようにデメリットもあります。
心拍計測について。一部の他社製デバイスは1分ごとに1度しか心拍を計測しない仕様になっていますが、Charge HRは(多分)常時計測です。スマートフォンで専用アプリが起動している際はリアルタイムの心拍数表示が行われます。
あーいま心拍数上がってるだろうなあという時に見て「やっぱりー!」と楽しんでいます。学会発表なんかは顕著。
睡眠トラッキングの正確さは、おそらく心拍を細かく計測できるのがプラスに響いていると思われます。知人の所有するSonyのスマートバンドやJawbone Up2は、話を聞くに1時間以上ズレることがしばしばあるようです。Charge HRの場合は寝返りが多いと睡眠カウントから外れるのでちょっと少なめに出る傾向がありますが、正確さに関してはかなり良いと思います。睡眠不足が如実に分かる。分かる。分かる。
残念ポイント。妙に分厚い。5日駆動のためには避けられなかったのでしょう。でもお前もう少しなんかあるだろ、袖が引っかかるんだよ袖が。
センスが感じられない充電端子。見れば分かる。
こっちはまだマシに見えるが、ケーブル側はマジかよお前という感じ。
同期の半端さ。自動で同期なんてしてくれないので1日に数回専用アプリを起動して同期しています。睡眠が記録されていると平気で2〜3分かかります。勝手に同期してほしいなあ(もしかしてAndroidだとやってくれたりするのだろうか?)。電池残量の警告も出るときと出ないときがあって、気づいたら死んでたことが何度かあります。
記録に徹するスマートフォン用アプリ。一応バッジや友達と競う機能などエンターテイメント性がないわけではありません。でもな!Fitbit持ってる友達がな!いないんだ!
ちなみに記録に徹するくせにグラフ表示は非常に出来が悪いです。やる気あるのかお前。見ろよこれ。
アプリがCharge HRから吸った情報はウェブダッシュボードでも見られますが、これまた出来が悪い。数字を記録するしか能がないのにまともにそれも見られないのでもう諦め気味。
総評
それなりの値段ですが、記録の正確性にかけては他社より上のステージにいると思います。最近体調が悪くて動悸に悩まされているのですが、動悸もバッチリ記録してくれます。睡眠記録もかなり良くて好きです。良いです。
ただ、悪い点もいくらかあります。分厚いのと充電端子と同期はあまり気にならないですが、アプリの表示はダメです。あれはダメです。
それでも総合評価は大きくプラスです。日々の生活をちょっとだけ楽しくしたいなら!オススメ!買おうFitbit!!