(2016/03/06 23:07追記 - 表示の修正と、記事内一部文言の編集)
読んだものはこちら
感想的なもの(ネタバレを含むかも)
面白かったポイント
- ミステリに妖怪変化が絡んでいる点
- 事件の解決は真実の提示によって行われるという前提の否定
- おひいさま♡ラブ♡
あらすじ(まとまっていないし微妙にストーリーバレ)
警察官弓原紗季が出会ってしまったのは巨乳にドレス、手には鉄骨、おまけに顔がないと言われる亡霊、鋼人七瀬。
人を襲うと噂が立っているそれは、噂通り人を襲っていた。襲われていたのは中学生のように小柄で、しかし年齢の読めない少女岩永琴子。
果敢に挑む紗季の拳は当たらない。相手が亡霊では触れることもかなわない。しかし岩永は違った。触れられないはずの亡霊に触れ、退散させたのだ。なんとかその場をやり過ごした2人。怪我の治療に署へ行こうと紗季が提示した警察手帳を見て岩永は自身と紗季に関係があることに気づく。
なぜ岩永は亡霊に触れられるのか?2人の関係とは?鋼人七瀬はいかにして生まれなぜ人を襲うのか?鋼人七瀬を止めることはできるのか?続きは本編で。
上に書いたあらすじ、なんと重要な要素を欠いています。正直このあらすじで読む気が起きたらすごい。
欠けているのは重要な登場人?物、桜川九郎くん。山羊のように素朴な草食系。奇妙に生命力を感じさせる。 彼がどうお話に関わってくるのか、こうご期待。
感想
(小説をあまり読まないので、それは違うだろと思うような記述があっても許してくださいね)私の貧弱な頭では面白いポイントの説明をすることしかできません。
第1のポイント、普通のミステリと違うのは、ミステリに妖怪変化が絡んでいる点。この世ならざるものが話に関わってきます。鋼人七瀬は当然ですが、事件の目撃者もこの世のものではありません。
そして解決の対象も亡霊・鋼人七瀬。人を襲うこの亡霊を消し去らないといけません。さてこれはミステリなのか?と思うような流れ(調べました。こういうのは伝奇と言うんですね)になりつつありますが、2つ目のポイントへ。
事件の解決は真実の提示によって行われるという前提の否定。普通のミステリでは殺人の真相と犯人が明らかになれば終わりだと思いますが、虚構推理では追うべき存在がすでに決まっています。鋼人七瀬です。しかも事件の解決条件は鋼人七瀬を止めること。亡霊を止めるにはどうしたらよいのか?本編を読んでのお楽しみです。
最後のポイント、おひいさま♡ラブ♡。今作のヒロインは当然弓原紗季と岩永琴子です。おひいさまって誰よ?岩永ですよ岩永。岩永は「ひとつ目いっぽん足のおひいさま」と妖怪変化から呼ばれています。見目麗しい仲裁人は妖怪変化から大人気です。
……もしかして私は妖怪変化なのでしょうか。妖怪変化でもいいです。九郎くんにゾッコン(死語)(読めばすぐ分かるけどネタバレ)な岩永を見て君も妖怪変化になろう!なれ!
(p.s. 紗季さんも嫌いじゃないです)
おまけ情報
私がこの本と出会った原因はあるマンガにあります。講談社コミックス月刊マガジンR「虚構推理」です。コミカライズですよコミカライズ。上のあらすじやら感想やら見て分からんって人はこっちからいこう。そしてあらすじと一致しねえ!と嘆け(小説読んでも一致しないけど)。
ほらAmazonのリンクだぞ。もう少ししたら3巻も出るからな!
ブログなんてまともに書いたことないので途中から変なテンションになったり文が狂ってたりしますね。勘弁してください。