nokの雑記

技術的な内容にしようと思ったけど無理でした。

xDuoo TA-02真空管ヘッドホンアンプ

2018.02.19 追記: ここから
TA-02自体は廃盤で、改善版のTA-02SJが引き継いでいるようです。

xDuoo.co.jp » デスクトップ 小型 真空管ヘッドホンアンプ TA-02SJ

ここまで


 ヘッドホンを買うとアンプが生えてくるなんて冗談だと思っていた時代が僕にもありました。

nok0714.hatenablog.com こんな記事を書いていたわけですが、まあ完全にフラグですよね。xDuooのTA-02が我が家にやってきてしまいました。

xDuoo社

 中国のメーカーのようですが、ちゃんと日本語の公式サイトもあってなかなか頑張っている感じがします。まあところどころ日本語が怪しいのは気にしない。

xDuoo.co.jp

公式サイトによれば、OEM生産で磨いた腕で自社商品の開発、販売に乗り出したようです。基本はヘッドホンアンプのメーカーということでよいでしょう。
 中華DACやら中華アンプやらがコスパで優秀と評される(どこで?)最近ですが、流通とサポートの点が少々心配で導入をしていませんでした。 ところがこのxDuooの製品、ビックカメラでしれっと売られていたり、Amazonが公式に販売してたりします。 この点から流通という意味ではまあ良いと判断、先の記事でも書いたようにアナログラインインを備える手ごろな製品であったことも後押ししてTA-02購入と相成りました。

TA-02 真空管ヘッドホンアンプ

 選定基準は主に次のXです。一応値段とアナログ入力が最優先。

  • 値段。10000円前後であること
  • アナログラインインを備えること
  • 流通面での怪しさがないこと

 値段は単純に予算の話なのであまり述べることがないです。
 ふたつめのアナログラインインについては、USBDACなら現在使っているUDA-1に内蔵されているので追加で購入する必要がないことが具体的な理由になります。これが曲者で、据え置きヘッドホンアンプでアナログ入力を備えたものが少ない。許容範囲内の価格でアナログ入力があるものはまさにこのTA-02くらいで、ほかの機種は大体USB接続のヘッドホンアンプでした。そしてそれらの機種のDAC性能はUDA-1に劣ります。
 流通面については上で述べたとおりです。大手の通販サイトが公式に取り扱っているもの。

 購入はAmazonから行いました。調べるとどうも安いときは8000円くらいで流通していたらしいのですが、現在は11000円~のようです。

xDuoo 真空管ヘッドホンアンプ TA-02

xDuoo 真空管ヘッドホンアンプ TA-02

開封&セットアップ

 例によって大きめのAmazon段ボールの中でたたずむ箱を取り出します。開けて最初に飛び込んできたのは保証書なのですが、保証書というよりコピー用紙の切れ端ですね。取説も最低限のことのみの記載にとどまります。
 一方、本体は分厚いウレタン?でしっかりと保護されています。真空管が使われているだけに割れたら大変ですからね。ほかのブログにアップロードされているものとは少々梱包が違い、真空管は最初から本体に取り付けられた状態で届きました。
 電源は小気味良い動作感のトグルスイッチです。LEDが青色なのが少々気に入りませんが……。ボリュームつまみはクリック感のないもの。形状のやる気のなさとアホみたいに見づらいドットが「らしさ」を醸し出しています。背面はRCA端子がのぞくのみです。

実際に接続して使ってみる

 PC-(USBケーブル)->UDA-1-(ラインアウトからRCA)->HD598の順に接続。いざ試してみましょう。音に関してはおよそポジティブな印象で,それ以外の部分がだいたいネガティブな印象です.

ポジティブな印象
  • 音のバランスを綺麗に整えてくれる
  • 「うるさい」鳴り方をしない
  • こもり感が薄くなる
  • 中高音域は解像感が上がって強調される
ネガティブな印象
  • ちょっとジャリつくところも
  • 電源のオンオフ時のブツッというノイズ
  • 電源投入後の無音時間(仕方ない)
  • 自分の個体は右chがちょっとズレ気味の動作

 ポジティブな印象はすべて音に対するものになりました。楽器やボーカルの音のバランスが整った、ヌケの良いすっきりとした音を出してくれます。真空管だからなんたらかんたらというのはあまり感じられません。これが真空管らしい温かみのある音なんだ!ということならそういうことなんでしょう。たしかになんとなく高音の角は取れているような。
 こもり感はおそらくUDA-1のヘッドホン出力の特性ではないかと思います。こもり感が取れる代わりに低音は弱くなりました。ボーカルの明瞭度が上がって近くなり、低音は引っ込んだような感じ。これに関しては好みの範疇かもしれませんが、自分はボーカルを聞かせてくれるほうが好きです。唯一ネガティブな印象を受けたのは曲によるものの音が少々ジャリジャリする点。果たして曲のせいなのかどうなのか。

 ネガティブなところは主に製品の動作に関する部分で、電源のオンオフ時のノイズは結構気になるのでこの時はヘッドホンを外しています。投入後の無音時間はおそらく真空管に熱が入るまでの時間なので、ネガティブというより特性ですね。これも特性によるところが大きそうな気がしますが、自分の手元に来た個体は左右のチャネルの動作がちょっとズレています。具体的には音量を下げていくとまず最初に右chがミュートになり、続いて左chがミュートになります。音量を上げるときも先に左chから音が出ますね。なので小さめの音の時は少し定位が左に寄っているような。まあどのネガも値段相応のネガなので気にすることはないでしょう。

 ということで評価としては値段の割にいい音を出すけど、作り自体は値段相応なところアリという感じでしょうか。

FitbitのWebからメール通知をカスタマイズしてたらMS Health Vaultなるものに気が付いた

知らぬ間にローバッテリの警告メールをオフにしていたので再設定しました。

Fitbit Webダッシュボード

 FitbitにはWebダッシュボードがあります。実はスマートフォン向けのアプリケーションから睡眠、心拍等のデータがアップロードされています。Webダッシュボードでは強化されたグラフ表示でこれらのデータを見ることができ、その気になればAPIを通じてこれらのデータを取得できます。いつかこれでも記事書きたいですね。
 Webダッシュボードでは、各種のデータを見る以外にFitbit自体の設定を変更することもできます。着信通知や心拍数計測頻度など、アプリから設定できる項目もありますが、バッテリ残量警告やウィークサマリなどの通知をモバイルアプリで受け取るか、メールで受け取るかの通知設定も可能なのです。

Webダッシュボードにアクセスし、設定を変更する

  • Fitbitのサイトにアクセスし、右上のリンクからログイン
    こちらからどうぞ。 www.fitbit.com

  • ダッシュボードを眺める
    ログイン後はダッシュボードトップに飛ばされるはずです。というかログイン状態だと↑のリンクで飛んだ先がダッシュボードになります。

  • 右上の歯車から設定変更画面へ
    2016年5月下旬現在はこんな感じの画面ですが、右上にうっすら表示されている歯車をクリックして「設定」をクリックします。 f:id:nok0714:20160527004331p:plain

  • 「通知」からモバイル通知、メール通知をカスタマイズ
    電池残量以外のEメール通知はすべてオフにしました。ちなみにバッテリ残量が少なくなってもメール通知が来たためしがないです。 f:id:nok0714:20160527004621p:plain

ちなみに「データのエクスポート」から各種のデータをDLできますので遊んでみたい方はぜひ。

雑情報

 この記事を書いていて気付いたのですが、いつのまにかMicrosoft Health Vaultにデータを共有してくれる機能が増えているようです。早速登録しました。生活をMSに売り渡すようでちょっと嫌ですが。

www.healthvault.com こんなサイトあったんかい!

 例えば睡眠ならこんな感じにデータが共有されるようです(上)。Health Vaultに標準で用意されているデータ枠ならトップでグラフも出ます(下)。 f:id:nok0714:20160527005547p:plain f:id:nok0714:20160527005954p:plain

お題スロット再び

お題「この色が好き」

 記事ネタが尽きたので再びのお題スロット。今回は「この色が好き」で書いていきます。

 ブログのアクセントカラーにも使っていますが、私は緑系統の色が好きです。ライムグリーンのような蛍光色からオリーブグリーンのようなアースカラー的緑まで、緑系統ならほぼなんでも好きです。
 一応緑系統の色でも好きな順序があって、一番好きなのはカワサキのライムグリーンに近い色、次点で深いグリーン、どちらかというと好きでないに近いのはずんだ餅みたいな色。クッションとかタオルとかはずんだ色ばかりなのでつらい。
 高校の頃部活で使うシャツを(ネタで)緑色にしたのが始まりですが、知らん間に自分を構成する要素のひとつ(?)になってしまいました。

身の回りの緑色グッズ


  •  靴はここ数年ずっと緑色が入ったものを履いています。汚れで色がすぐにくすむのが玉に瑕ですが、滅多に履いてる人がいないので靴を間違えません。

  • 書類用ファイル
     愛用はNOVITAというファイルなのですが、一貫して緑系の色を買っています。ちなみにNOVITAは中身が分厚くなってきてもデブッとならないのでオススメです。

  • バイク
     緑色のバイクと言えばカワサキカワサキと言えば緑色。ライムグリーンのNinja250に乗っています。まあバイクメーカーの好みはこれと言ってないので、値段とスペックで他のメーカーにいくかもしれませんね。プラモデルでZX-12Rを作りましたが当然ライムグリーンに仕上げました。写真はこちら。

  • 色が選べるモノ
     各種のアクセントカラーをだいたい緑にしています。Windowsのウィンドウ色とか。緑色が選べるようなモノはたいてい緑を選んでいるような気がしますが、あまり思い出せませんね。iPhone4のバンパーケースを緑色にしたらすぐにくすんで悲しい思いをしたり。PC用のフェルト袋を緑にしてみたり。

緑色キャラクター

 不遇緑キャラ、あまり思いつきませんね。好きな緑キャラを挙げても大体人気のキャラかと。

いやあ思いつきませんね。

逆に緑でない身の回りのモノ

 緑をカラバリで展開してる商品って案外少ないんですよね。

  • 自転車
     機能優先で選んだのでカラバリに緑がなかった。オレンジ色のGIANTに乗っています。

  • ペンケース
     任天堂のマリオペンケース。赤色。

  • 携帯電話
     Nexus5の赤色とiPhone6sシルバー+ネイビーのケース。ケースでもあまり緑色は使っていませんね。上記のiPhone4バンパーくらい。

その他好きな色

 くすんだ色よりはビビッドな色の方が好きですね。純色というか。赤、オレンジ、青、どれも好きです。

ということで色々書き連ねてみました。また思い出したら追加します。

PINE64にAndroidを入れる

 先日届いてdebianを入れたPINE64ですが、実はAndroidOSも利用できるようです。今回はAndroidOSで少し遊んでみようと思います。だいたいの情報はwikiに書いてあるのでwikiも見るといいと思います。

http://wiki.pine64.org/index.php/Main_Page

PINE64のファーストセットアップの記事はこちら

nok0714.hatenablog.com

イメージファイルの準備+焼き込み

 例によってwikiにアクセスしてダウンロードして展開、microSDに焼きます。詳しくは以下の通り。
 すでにmicroSDに別のOSが焼いてある場合は、事前にイメージを吸い出しておくとよいでしょう。消えても良いなら上書きしましょう。

  • イメージファイルのダウンロード
     wikiのソフトウェアリリース(http://wiki.pine64.org/index.php/Pine_A64_Software_Release)を見るとよいでしょう。自分が使うmicroSDの容量に合わせたものをダウンロードします。
  • ダウンロードしたイメージの展開
     32GBのmicroSD用イメージが32GBの容量をそのまま食うのでディスクスペースに注意します。
  • microSDからのイメージの吸出し(Option)
     OSを入れるmicroSDにすでに別のOSを焼いている場合は,Win32DiskImagerの吸出し機能を用いて吸い出しておきます。現環境をバックアップしたい方に。
  • microSDへのイメージの書き込み
     writeするだけ。容量によって所要時間が違うので要注意。すでに書き込んであるデータは上書きされて消えてしまうので注意すべし。

起動

 電源を投入するだけ。ふっつーに起動します。タブレット端末として認識されるようです。キーボード、マウスで操作できます。
 インターネット接続は有線でも無線でもオーケーです。有線のアイコンがあるなんて知らなかった。その他無線関係ですが、Bluetoothの動作は確認していません。周辺のBT機器のスキャンが可能であるのは確認済みです。
 オーディオについては3.5mmピンジャックからの音声出力を確認しています。debianではうまく認識されなかったアナログジャックですが、どうやらAndroidでは動作するようです。
 注意しなければならないのはGoogleアカウントで、普通のAndroid端末のように設定からログインするのは不可能でした。開発者用のデバッグアプリが入っているので、そちらでログインします。以後、普通にストアからアプリをダウンロードできるのを確認しています。

 肝心の動作速度ですが、メモリ1GBモデルではかなり緩慢というかガクガクです。ある程度ちゃんとレスポンスは出しますが……。

[おまけ]こんなこともできます。ただしノートは全てMissになる。

UDA-1 x HD598

 HD598を慣らして1週間、だいぶ音が柔らかくなってきたような気がします。実は慣らすのに研究室に持っていってWalkmanからずっと音楽を垂れ流しておくとかやってたんですが、持ち帰って家の据え置きアンプから音を流したらやはりWalkmanと違いますね。

HD598

 ゼンハイザーのミドルクラスヘッドフォン。2万円あたりのベストバイと言われているとか言われていないとか。音の余韻が素敵に聞こえる気がする。購入時の話は前の記事を参照。

nok0714.hatenablog.com

アンプ

 こちらを使っています。

www.sony.jp

Sonyが販売するUSB DAC搭載アンプことUDA-1です。家のコンポのアンプが死んだので購入。
購入にあたってはいくつか理由があります。

  • どうせ買うならUSB DACが載っているものにしようと思ったこと(PCオンボードの性能に不満)
  • 置くスペースが限られているのでできれば小型であるほうが嬉しいこと
  • 別の機器の接続用に光デジタルとアナログラインインがあること

 これらを満たしているものを探して大きさと機能と値段と相談したら、TEAC AI-301DAとUDA-1が残りました。この二機種の大きな差異はアンプの種類(301はD型、UDAはAB型)と一部の機能(301はBluetoothに対応、UDAはWalkmaniOSのUSB接続に対応)で、迷った末に当時の供給状況を考えてUDA-1になりました。
 じつは供給状況については自分が買ったタイミングが301のモデルチェンジ直前だったということもあったらしいです(記事を書くに当たって調べていたらSPなるモデルが出ていた)。

 で、HD598はインピーダンスについては50Ωと大して高くないので普通にポータブルプレイヤーでも鳴らせてしまいます。私も購入直後研究室のほうが忙しかったので研究室でWalkmanを使って慣らしてor鳴らしておりました。研究室のほうがひと段落したのでお持ち帰りして家でUDA-1から鳴らしているのですが、音がけっこう違います。いやあ本当に再生機器の差ってあるんですね。
 Walkmanだと全部の楽器と声がひとかたまりになって鳴っていて、細かい音がつぶれてしまっています。音量上げてもうるさくなるだけだし、しっちゃかめっちゃかな印象です。まあ私がWalkmanを使うのは電車(with標準付属のノイズキャンセルイヤホン)か研究室くらいだから気にしませんが、これで本気で音楽聴くのは厳しいっすね。音自体も結構変わってしまっていて、低音の響きが飛ぶのはまあ仕方ないとして、ベースドラムの音が金属っぽくなるのはなんなんでしょうね。フェイク(Mr.Children)の前奏で叩いてるのは銅板じゃないんだぞ。
 対するUDA-1は回路の規模も違えば電源の制約もないので当然のようにそれなりによく鳴らしてくれます。曲がアイマスになってしまうのでちょっとアレですが、Little Match Girlの前奏で"Canyou heat me up"が入るところ、溜めてからパンッと音が出るのですが、ここがWalkmanだと潰れてしまう一方でUDA-1はきれいに鳴らします。先ほど上げたフェイクも、ちゃんどベースドラムの音をしています。ついでにスーッと響くので普段聞く曲が違う印象になりますね。アレ?こんな音鳴ってたの?というアレも味わえるのはヘッドホンが変わったからか。

 ただこのUDA-1はヘッドホン出力部にとくにヘッドホンアンプ回路が組んであるわけではないらしい(未確認)ので、専用のヘッドホンアンプ使ったらどうなるんだろう、試したいという欲求がわいてきます。ただし、DACはできればUDA-1内蔵のものを使いたいのでアナログラインインを備えたヘッドホンアンプが希望になります。ということでほしいものリストに突っ込んだ比較的お手頃で少し尖っている製品がこちら。買うと決めたわけではない。

xDuoo 真空管ヘッドホンアンプ TA-02

xDuoo 真空管ヘッドホンアンプ TA-02

 真空管ってどうなのよよくわからん中華メーカーってどうなのよな一品ですが、まあ1万円程度なら遊びがてら買ってもいいのでは?という気がしてしまいます。音ダメじゃん!となったらUDA-1直接続に戻すだけ。
 もうひとつ、値段見てとりあえず入れてしまったのがこちら。USB DAC内蔵な上にアナログラインインがないので全く条件に合致していない……。

果たしてヘッドホンアンプが生えてくる日は来るのか、来ないのか。