HD598を慣らして1週間、だいぶ音が柔らかくなってきたような気がします。実は慣らすのに研究室に持っていってWalkmanからずっと音楽を垂れ流しておくとかやってたんですが、持ち帰って家の据え置きアンプから音を流したらやはりWalkmanと違いますね。
HD598
ゼンハイザーのミドルクラスヘッドフォン。2万円あたりのベストバイと言われているとか言われていないとか。音の余韻が素敵に聞こえる気がする。購入時の話は前の記事を参照。
アンプ
こちらを使っています。
Sonyが販売するUSB DAC搭載アンプことUDA-1です。家のコンポのアンプが死んだので購入。
購入にあたってはいくつか理由があります。
- どうせ買うならUSB DACが載っているものにしようと思ったこと(PCオンボードの性能に不満)
- 置くスペースが限られているのでできれば小型であるほうが嬉しいこと
- 別の機器の接続用に光デジタルとアナログラインインがあること
これらを満たしているものを探して大きさと機能と値段と相談したら、TEAC AI-301DAとUDA-1が残りました。この二機種の大きな差異はアンプの種類(301はD型、UDAはAB型)と一部の機能(301はBluetoothに対応、UDAはWalkmanやiOSのUSB接続に対応)で、迷った末に当時の供給状況を考えてUDA-1になりました。
じつは供給状況については自分が買ったタイミングが301のモデルチェンジ直前だったということもあったらしいです(記事を書くに当たって調べていたらSPなるモデルが出ていた)。
で、HD598はインピーダンスについては50Ωと大して高くないので普通にポータブルプレイヤーでも鳴らせてしまいます。私も購入直後研究室のほうが忙しかったので研究室でWalkmanを使って慣らしてor鳴らしておりました。研究室のほうがひと段落したのでお持ち帰りして家でUDA-1から鳴らしているのですが、音がけっこう違います。いやあ本当に再生機器の差ってあるんですね。
Walkmanだと全部の楽器と声がひとかたまりになって鳴っていて、細かい音がつぶれてしまっています。音量上げてもうるさくなるだけだし、しっちゃかめっちゃかな印象です。まあ私がWalkmanを使うのは電車(with標準付属のノイズキャンセルイヤホン)か研究室くらいだから気にしませんが、これで本気で音楽聴くのは厳しいっすね。音自体も結構変わってしまっていて、低音の響きが飛ぶのはまあ仕方ないとして、ベースドラムの音が金属っぽくなるのはなんなんでしょうね。フェイク(Mr.Children)の前奏で叩いてるのは銅板じゃないんだぞ。
対するUDA-1は回路の規模も違えば電源の制約もないので当然のようにそれなりによく鳴らしてくれます。曲がアイマスになってしまうのでちょっとアレですが、Little Match Girlの前奏で"Canyou heat me up"が入るところ、溜めてからパンッと音が出るのですが、ここがWalkmanだと潰れてしまう一方でUDA-1はきれいに鳴らします。先ほど上げたフェイクも、ちゃんどベースドラムの音をしています。ついでにスーッと響くので普段聞く曲が違う印象になりますね。アレ?こんな音鳴ってたの?というアレも味わえるのはヘッドホンが変わったからか。
ただこのUDA-1はヘッドホン出力部にとくにヘッドホンアンプ回路が組んであるわけではないらしい(未確認)ので、専用のヘッドホンアンプ使ったらどうなるんだろう、試したいという欲求がわいてきます。ただし、DACはできればUDA-1内蔵のものを使いたいのでアナログラインインを備えたヘッドホンアンプが希望になります。ということでほしいものリストに突っ込んだ比較的お手頃で少し尖っている製品がこちら。買うと決めたわけではない。
- 出版社/メーカー: xDuoo
- 発売日: 2014/07/09
- メディア: エレクトロニクス
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真空管ってどうなのよよくわからん中華メーカーってどうなのよな一品ですが、まあ1万円程度なら遊びがてら買ってもいいのでは?という気がしてしまいます。音ダメじゃん!となったらUDA-1直接続に戻すだけ。
もうひとつ、値段見てとりあえず入れてしまったのがこちら。USB DAC内蔵な上にアナログラインインがないので全く条件に合致していない……。
ラトックシステム USBヘッドホンアンプ 16bit・32kHz/44.1kHz/48kHz対応 REX-A1648HA1
- 出版社/メーカー: ラトックシステム
- 発売日: 2012/12/19
- メディア: エレクトロニクス
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果たしてヘッドホンアンプが生えてくる日は来るのか、来ないのか。