nokの雑記

技術的な内容にしようと思ったけど無理でした。

シャニマス3rdライブの舞台下手側徒歩カメラに花束を贈りたい

タイトルがすべてです。

4月3日4日@日本ガイシホール、4月24日25日@東京ガーデンシアター、そして5月29日30日@西日本総合展示場と東京・愛知・福岡を巡ったアイドルマスターシャイニーカラーズの3rdライブがついに終わりを迎えました。 コロナの影響でまるまる1年延期した2ndライブからあまり間を開けずに開催された3rdライブは、スケジュール的に詰まっているながらも演出面・品質面で大きく伸びていて、キャストの皆さんのパフォーマンスも回を経るごとに伸びているように思いました。

ステージ面でも上下にリフトするゴンドラ(ちょくちょくトラブルもありましたが)がついたり、声を出せない現地の心の声を代弁してくれたAR(配信画面)があったり、現地にいる人も配信を見ている人も目一杯楽しめるように工夫されていて、こんな状況でも楽しむことを最優先で様々な演出を入れてくれた制作陣に感謝したいです。 ちなみに自分は東京Day2が無観客になってしまってたいへん凹んでいたのですが、それを吹き飛ばすような段違いのパフォーマンスに圧倒されて、泣いていました。 今回の福岡も、無観客にめげなかった東京Day2を経て、また一段レベルの上がったパフォーマンスを見られたと思います。 配信で見ていましたが、「いやソロ以外ほとんど内容同じやん」と疑っていた人にもできるだけ全部の公演を見てほしいですね。 福岡ならまだアーカイブが間に合うはず!!

さて、キャストのパフォーマンスもステージ演出も大満足のシャイニーカラーズ3rdライブでしたが、全公演を配信で見た身としては、やはりカメラワークに注目したいと思います。 配信画面で使われたカメラは主に以下のような感じかと思います。

  • ステージ最前、レール上を左右に移動するアオリ視点のカメラ(Overtureで見上げつつ後ろ向いてたのもこれかな?)
  • ステージ上手側、クレーンカメラ
  • ステージ下手側(主に)、肩にかついで徒歩移動できるカメラ
  • 会場最後方、引きカメラ
  • 会場中盤(左翼/右翼)、トロッコ等カメラ (会場依存)

配信では配信スイッチャの人が選択したカメラしか見られないので、カメラの動きが良ければ最高の特等席になり、カメラが事故ると低まりが生まれることになりますが、全体的にどのカメラも大健闘していて、最高の特等席だったと思います(唯一ARのときに結構フレーム遅延してたのは気になった)。 寄せのカメラさんはストレイライトの手のフリを抜いてくれたり、ノクチルの靴を抜いてくれたりと、数百mmの望遠で撮りづらい画をたくさん出してくれてありがとうという感じでした。引きのカメラもARとのマッチングを最大限意識して広く撮ってくれたり、一気にズームを弄って画に動きをだしていたりして満点感謝でした。 スイッチャの人も、例えばアンティーカのBlack Reverieで2番あとの音合わせスイッチングに代表されるような事前合わせの部分はもちろん、MCで「ネイル見えますかー」に対応したり、さや姉の挨拶(5/29)で上手側カメラからのステージ全景を入れてくれたり、臨機応変部分に対応してくれて感謝です。

そんな映像スタッフの中でも自分が(おそらく多くの人も)今回のカメラのMVPを選ぶとしたら、間違いなくステージ下手側に主に控えていた徒歩カメラを挙げたいと思います。 このカメラはある時はプロデューサー視点、またある時はステージ上からアルストロメリアの面々を順に写す特別視点、さたにある時はキャストのペアを抜いたエモ視点、そしてチョコデート・サンデーではデート相手視点と大活躍でした。 MusicDawnではドローン、2ndライブでは一部曲で肩掛けの徒歩カメラが入ってレール・クレーンに変わる新たな演出が可能になった中で、今回の徒歩カメラはあまりに多くのエモを視聴者に提供していました。

(公演が今日5月30日だったのもありますが)特にチョコデート・サンデーでは1番の多くのタイミングで白石さんがカメラに大写しになってカメラ目線で歌うという千秋楽にして多くの配信視聴者を消し炭にする演出で、画面の前で大声を出した人も多かったのではないでしょうか。 このカメラ映像は会場の左右に設置された大型ビジョンでも出ていたようなのですが、智代子ちゃんの視点を独り占めしている感は配信の人にしか味わえなかった、数少ない「配信でラッキー!」な演出だったと思います(まあ俺は現地であれを聴いたが?されたら勝てないんですけど)。

ソロで視点独り占め以外でも、イルミネの真乃・めぐるが向き合うところ、ノクチルの透・円香が向き合うところをゴリゴリに抜いてくれたり、Multicolored Skyで下手側のワチャワチャをゴリゴリに抜いてくれたり、さらんちゃんがめっちゃ寄ってきたり、全員横並びフォーメーションを真横から抜いたり、微妙に客席側を入れて抜いたりと面目躍如だったと思います。 (予算が許せば)これからのライブ公演ではあと2台くらい投入してくれないかなって思います。ついでにあのカメラにもAR乗らないですかね?

なんにせよ、あの視点を提供することを決めた制作スタッフ陣、ときにはステージを移動しつつ最高の瞬間をジャスピン・良F値(?)で抜いてくれたカメラマンさん、あの視点をちょくちょく出してくれたスイッチャ操作さんに感謝感謝で記事を締めたいと思います。 一瞬で2000字超えるとは思わなかった。 ありがとうシャイニーカラーズ。

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再現力があまりない


ステージを移動できる徒歩カメラの評判がよかったのは多分SideMだと思うのですが、そのほかにもシンデレラガールズのトライアドプリムス専用ステージ側ど真ん中から客席を入れるカメラや、同トライアドプリムス用のズームを一気に下げる(一気にテレ端に動く)カメラ(BD限定か?)など、画面上でしか見られない特殊視点はオタクが大変好みなので、ぜひ今後もいろいろなところで使ってほしいものです。

(うまくシステムの都合がついたら、キャストさんにカメラをもたせてくれないかなって、ここに期待を書いておきます)