5年ぶりにメイン機を更新しました。前のやつが死んだわけではないのですが、性能そのものは現行のエントリーラインにも劣る状態であることを考えていたらZen2世代のRyzenで1台組みたい欲に負けました。
古いマシンはこんな感じのスペックです。購入当時からいろいろ弄っています。ゲームは厳しくとも一応まだ現役張れると思ってます。
CPU | Intel Core i5-4590 (Haswell Refresh; 4C4T, 3.3GHz/3.7GHz) |
RAM | Corsair VENGEANCE CMZ32GX3M4X1600C10 (DDR3-1600/4x8GB=32GB)※1 |
M/B | ASUS H97M-PLUS |
SSD | WD BLUE 500GB (2.5inch)※2 |
HDD | なんかいっぱい |
GPU | 玄人志向 GeForce GTX1060 (6GB)※3 |
電源 | Antec EA-550 |
ケース | Cooler Master N-Style N200 |
CPUクーラー | ENERMAX ETS-N31-02 (?) |
※1: 以前は16GB。安かった時期に買い換え
※2: 以前はPlextor M5P 256GB。容量がいっぱいになったので買い換え
※3: 以前はGTX750。さすがにあまりにも時代遅れなスペックになったので買い替え
で、新しく買ったパーツはこちら。
CPU | AMD Ryzen5 3600 (Zen2; 6C12T, 3.6GHz/4.2GHz) |
RAM | G.Skill SniperX F4-3600C19D-32GSXWB (DDR4-3600/2x16GB=32GB) |
M/B | ASUS TUF B450M-PLUS GAMING |
SSD | CFD CSSD-M2B1TPG3VNF (NVMe, 1TB) |
HDD | WD BLUE 4TB |
GPU | 玄人志向 GeForce GTX1060 (6GB)※4 |
電源 | Corsair RM650 (2019) |
ケース | Corsair 100R Silent※5 |
CPUクーラー | Cooler Master Hyper H412R※6 |
※4: 流用
※5: Antec P5がよかったけど店頭で在庫ないですって言われたので適当に選んだらmATX対応じゃなくてATX対応を買う痛恨のミス
※6: 虎徹を使いたかったけどケースと干渉しそうなので断念
ここからはひたすら組み立ての写真です。
主だったパーツを適当に並べた様子。上のリストにないパーツが写りこんでいます。BDドライブは自分の使い方ではまだ無くせません。GTX1050Tiは古いPCにくっつけます。
マザーボードはDDR4スロットが色分けされていたり、PCIe x16スロットが金属で補強されていたりと現代的な作りです。フェーズは4+2と少なめですが、どうせミドルローのCPUなので気にしません。ATX電源ポート横のSATAはM.2 NVMeと排他になります。関係ないですが、マザー端にLEDイルミネーション部があります(上のほうで見切れている黄色っぽいやつです)。
CPUの取り付けはまあつつがなく終わり、クーラーをつけようとしたら、CPUクーラーが専用バックプレートを使うタイプだったのでマザーボードの標準リテンション(と結構しっかりした金属製バックプレート)を外す羽目になりました。
ちなみにこのクーラーは(値段なりといえば値段なりなんですが)、クーラー本体側からのネジ止めが異様にやりづらいので、おすすめとは言えません。 AM4用の部品を使った場合、ねじがヒートシンクの真下に入ってしまい、回すのが非常に困難です。
ということでメモリの実装まで終わった状態がこちら。最近のメモリスロットは片ラッチのようですがなんとなく苦手です。メモリが2枚の時はアスタリスクのついたスロットに刺すよう取説に書いてあります。マザーボードの取説は何度も読むことになりますね(フロントパネルの配線とか)。先ほどの写真で見切れていたLEDライティング部がよく見えます。TUF GAMINGと書かれた場所が光ります。
↑の状態でGPUだけ刺して起動確認をしました(ケースに入れてから起動しない!!となると面倒なので)。BIOS画面が出たことを確認して電源オフ。残りの部品をつけてケースに突っ込んでいきます。といってもこの状態からつける部品はSSDくらいなのですが……。
SSDにはヒートシンクが付属していませんが、これは「今時マザーボード側がヒートシンク持ってることもあるだろうしあえてつけない」という理由らしいです。ヒートシンクは必要なので、マザーボードに付属しない場合は自分でつける必要があります。今回はアイネックスのヒートシンク(ゴムバンドで巻くタイプ)をつけました。
接続するスロットはCPUに一番近いスロットです。このスロットはCPU直結になります。B450チップセットなので、SSDが対応するPCIe4.0が使えず、フルスピードは出ないですが、チップセット接続のスロットに刺す意味もないです。
ちなみにSSDのラベルはマザーボード向きになる面に貼られており、ヒートシンク貼付の邪魔にはなりません。
ケースに組み込むためにケースの取説を眺めます。インチねじとミリねじを間違えないように注意が必要です。"Japanese"から機械翻訳したのでしょう、取説の目次が面白いことになっていました。
組み込み途中でようやく「ATX対応ケースを買っていた」という事実に気が付きました。なんか縦長だなあと思ったんですよね……。後の祭りなのでこのまま組みます。あと安いケースにありがちなのですが、全体的に板がペラペラで安っぽいです。悲しい……。
ということでWindowsを入れてアップデートを当てたり、ドライバを入れたり(といっても入れないと困るのはnVidiaのドライバくらいですが)、マザーボードのBIOSを最新のものにしてだいたいの作業は終了です。
ちなみにメモリはオーバークロックで3600MHz動作となるため、マザーボードでXMPの設定が必要でした(SPDは2133MHz)。ASUSだとD.O.C.Pという名前のようです。Ryzenはメモリの相性があるということで心配していた(と言いつつ特売で安かったのでこのメモリを買った)のですが、意外にもすんなり3600MHzで動作しました。CLの設定を詰めたいのですが、面倒なのでXMPで設定された値のままにしています。
Thaiphoon Burner (16.1.1.0 Build 1116)で読み取れた情報を貼っておきます。HynixのC-dieでDual Rankのようですね。
ちなみにCPU情報はこんな感じです。Ryzen MasterとCPU-Zとタスクマネージャで読み取られるクロックがすべて一致しないのですが、こういう仕様なんですかね。Voltageの値はまともに読み取れているみたいです。負荷がかかっていると1.4V入っててビビリにはつらい。
触ってみての感想としては、全体的にかなり速度が上がったなあという感じです。「Chromeってこんな一瞬で起動するんだ!!」という気分。あとケースが前より少し窒息気味になったので静かになりました。これからまた4年か5年か戦えるかなあ……。