nokの雑記

技術的な内容にしようと思ったけど無理でした。

ホタルの撮影に失敗するコツ

 夜間の撮影をナメてたよね。

結論だけ書くと、スマートフォンで撮ろうとするな、三脚持ってけ、自分で設定変えて撮れの3点に尽きます。スマートフォンで撮ろうとするな。スマートフォンで撮ろうとするな。

 ツーリングでしばしば通る道にホタルスポットの看板が出ていて、いつか行こうと思っていたのですが、良い時期に思い出したので行ってきました。
 せっかくだし写真を撮ろうと思ったのですが、準備も装備もナシに行ったので見事失敗しました。帰ってきてから調べたら上手く撮るコツみたいなのが山ほど出てきたので、逆にどうしたら失敗するのかを書きたいと思います。

失敗するコツはこれだ

カメラが雑魚

 スマホで撮れないのは当然として、デジカメもモノによっては厳しいです。シャッタースピードが調整できないものはまずダメです。
 ミラーレス一眼(Sony NEX-5R)を持っていったのですが、光学式ファインダーがないミラーレスでは背面液晶には闇が映るのみになります。
 そこで暗くなる前に適当な距離にピントを合わせて固定するのですが、沈胴式レンズにやられました。カメラのスリープでレンズが縮んでフォーカスをパァにする事故が発生し、以降カンでピント合わせをしていました(↓ピントが逝ってしまった例)。 f:id:nok0714:20160813002316j:plain

三脚を持っていかない

 露光時間はISO次第ですが8秒程度からになるので三脚がないと手ぶれで悲しいことになります。蛍の飛び方がブレブレなのか手がブレブレなのかわかんねえな。 f:id:nok0714:20160813002326j:plain

設定をカメラまかせにする

 シャッタースピード優先オートを使いましたが、ISO感度をカメラまかせにしたままだったのでこれまた事故が。 撮ってみたらなるほど昼間じゃねーかみたいな明るさになってしまいました。
どうも露光時間を先に決めて、ISOで周辺の明るさをうまく調整してやるのがよいようです。 f:id:nok0714:20160813003011j:plain  実はRAW形式で撮影可能なカメラなら、あとからいじくりまわしてそれっぽくできます。サムネイルだと潰れているのでクリックして拡大推奨。 f:id:nok0714:20160813003401j:plain

他の人を邪魔しないために

 周りに人がいないなら関係ないかもしれませんが、そういうわけにもいきません。周りの人に邪魔されるのも気分が悪いですし、邪魔してしまってもいけないのでいくつか気をつけるポイントを書いておきます。

フラッシュを切る

 当然です。というか蛍スポットの管理側からも「フラッシュはオフに」というお触れが出ているはずです(ホタルに悪影響が出るとのことです)。焚いているのはだいたいスマートフォンだった印象です。スマートフォンで撮ろうとすること自体が無謀ですが、フラッシュで他の人を邪魔した日には目も当てられません。

AF補助光を切る

 暗いところで写真を撮るとき、ピント合わせの際に赤い光を見たことはありませんか?あの赤い光がAF補助光です。暗い場所ではピントを合わせるのに十分な光が得られないので、カメラが光を出すのです。
 しかしこれ、他の人の写真に写り込みます。どうせピント合わせなんてやろうと思ってもムダなので切りましょう。 f:id:nok0714:20160813002331j:plain

液晶の明るさを下げる

 月明かりしかない場所なので、スマートフォンにしろカメラにしろ液晶の発光がかなり目立ちます。できるだけ画面の明るさを下げておくか、手で覆う、布をかけるなどして光があまり漏れないようにするとよいでしょう。


撮影の場所とか日付とか

日付: 2016年6月18日 場所: 鳥川ホタルの里(愛知県岡崎市)

 場所についてはもう少し詳しく書いておきましょう。いくつかサイトがあるので載せておきましょう。

鳥川ホタルの里 ほたる情報
ほたるの里 とっかわ

 ホタルが飛ぶ時間はだいたい夜8時から9時のあたりですが、6時頃に自分が着いたときにはすでに大量のクルマが。まだまだ明るかったので古い小学校を改修した施設で少々お勉強ののち観察へ行きました。あたりはアジサイ(ホタルをヘッドライトから守るために植えられている!)が咲いており非常にきれいでした。
 時間をつぶしていたら川辺に人が集まりだしたので、すわ時間かと自分も急行。あとはホタルに見とれていたらあれよあれよと夜九時に。帰りは渋滞がすごいです。

成功例

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