nokの雑記

技術的な内容にしようと思ったけど無理でした。

Jawbone UP3を買った

Amazonプライムセールの魔力に負けました。

ということでFitbitの対抗馬ことJawbone UP3を購入してしまいました。結論だけ言うと日々の生活をちょっと健康的にしたいならUP3で、日々の食事、運動、体重を記録してチェックするならFitbit Charge HRに軍配が上がります。

(↑汚い腕ですね)

Jawbone UPって?

 Jawbone社の販売する活動量計がUPシリーズです。現在はUP move/UP2/UP3の三種類が販売されています。公式サイトはこちら。

jawbone.com

一見アクセサリにしか見えないスタイリッシュなデザインが魅力です。デザイン以外ではバッテリ寿命が長かったり、スマートアラーム(眠りの浅いタイミングで起こしてくれる)が装備されていたりといろいろなウリがあります。

なんでときどき投げ売りされてるの?

 とりあえずAmazonのリンクを貼っておきます。色にもよりますがときどき8000円くらいで売られています。不思議ですね。

(追記: 8月15日に確認しましたが,シルバーが6500円で売られていますね)

 ひとつ考えられるのは会社が潰れると噂が立つほど経営を心配されている(下記リンク参照)からでしょうか。たしかにFitbitのように新製品が次々に出てくることもないですし、少し心配ではあります。ただ活動量計というのは使ってみないとわからないこともあるので、安い時に気分で買ってみてくださいね(熱い宣伝)。

japanese.engadget.com

使い心地は?

 先んじて使っているFitbit Charge HRとの比較が多くなりますが、使い心地について書こうと思います。

つけ心地

 申し分ないです。ただし、裏面にセンサの金属部が張り出しているため、長時間つけているとあとがつきます(画像参照)。また、バンドの固定には2カ所で金属製の留め具が使われているのでノートPCを使う時にひっかかることもあります。

情報の通知など

 Fitbit (Charge HR)とは違い、本体にディスプレイはありません。したがって、時刻や歩数、心拍の確認はできません。確認可能なのは現在のバンドの状態(アクティブ・通知・睡眠の3モード)ですが、正直意味がありません。睡眠中にバンドが睡眠状態になっているか確認する人はいるでしょうか?通知の内容がわからない通知モードになんの価値があるのでしょうか?

センサが取得する情報

 外箱には内蔵センサがずらずらと並べられていますが、結局以下の情報が取得されます。取得される情報はFitbitと大差ないです。

  • 安静時心拍数
  • 歩数
  • 運動
  • 睡眠(時間&睡眠状態)

心拍数

まず、心拍数は常時計測ではありません(Fitbit Charge HRは常時計測)。安静にしているときにときどき自動で計測され、スマートフォンアプリ側でコーチングが表示されます。コーチングについては歩数や睡眠でも表示されて、これがJawboneアプリのひとつのウリになっていると思います。人によってはウザいと思うかもしれませんが、自分としては生活改善コーチがついているように感じられてなかなか面白いです。Fitbitでは単に記録をつけてくれるだけですからね。

歩数

 歩数については、どうやって収集しているかわかりません(iPhoneのヘルスケアと同期しているため)が、バンド本体に加速度センサが入っているのだと思います。Fitbitは甘々な計測でしたが、UPはそれなりに厳しく見ているようです。

運動

 運動は自動認識です。ウォーキングやランニングに限らずDDRのプレイも認識されます。記録の際は、運動の種類(自動認識)、運動の強度(易しい運動か激しい運動か)、開始自国(自動認識)、継続時間(自動認識)を入力できます。ただし運動中の心拍数は記録されません。記録されません!!Fitbitなら運動中の心拍数から脂肪燃焼、有酸素運動の時間を算出してくれます。

睡眠

 睡眠に関しては明らかにFitbitより上です。本当かどうかは別として睡眠中のレム睡眠、浅い眠り、深い眠り、目覚めた状態を認識してくれます。Fitbitでは睡眠状態、寝返りを繰り返す状態、目覚めた状態です。この認識精度に由来するのかわかりませんが、装着者の睡眠が浅い時に起こしてくれるスマートアラーム機能があります。また、アプリでの表示もJawboneの方が見やすくなっています。

アプリケーション連携、バッテリ寿命などその他

 携帯電話のアプリケーションについては、Fitbitとは別ベクトルで使いづらいです。睡眠、歩数を軸にした表示ですが、その他はどこに何があるのかわかりません。グラフ表示の部分がタップ可能で、値を直接確認できる部分は好感が持てます。また、計測した情報を元に行われるコーチングもなかなか楽しくて好きです。情報を記録する場合はFitbitのアプリが上で、情報の表示と分析についてはJawboneが上だと言えます。

 バッテリ寿命は公称7日、実働7日のUP3が優れています。心拍数が常時計測でなく、計測も光学センサでない点が効いているのでしょう。Charge HRは5日です。バッテリに関連する部分ですが、充電についてはお互いに一長一短です。Charge HRはコネクタがそもそもダサいです。UP3はコネクタの作りがスマートで、磁石でカチッと接続されます。まあMacのMagSafeみたいに方向が自由かと思ったらそうはいかないらしくてがっかりしてます。

総合

 FitbitもJawboneも、ウィークポイントこそあるものの概ね気持ちよく日々の生活をモニタリングしてくれます。手軽さという点ではときどき投げ売りされているJawboneが最適でしょう。バンド側での情報表示と心拍数の常時計測が必要な運動マンはFitbitを買うと良いでしょう。

自転車のBBを交換していた

異音がしたので……

 2012年に購入したGIANT Great Journey 2(グレートな旅には出ていない模様)ですが,最近ペダルを漕ぐときにコキッと異音がするので部品交換しようと思いました.ということで原因を探ったところ異音は後輪ではなくクランクの方から鳴っているようです.そこでBBを交換することにしました.

 BB交換に必要だったのは以下のものです.車種によっては部品が違ったりするかもしれないので注意.

  • 8mmアーレンキー
  • クランク抜き工具
  • カートリッジBB工具
  • BB本体

上の3つはクランクを落としたりBBを付け外ししたりするのに必要です.BB本体は交換するBB本体です.標準の品と違うものを使う場合はシェル幅と軸長に注意します.

 いよいよ交換するわけですが,写真がぜんぜんありません.

 今回交換するBBはこちら.SHIMANOのBB-UN55(68mm/122.5mm)です.純正はBB-UN26(68mm/123mm)なのでひとつグレードアップ.箱を開けてみたら写真の状態で出てきたので不良品か?と思いました.斜めになっている部分を外そうと素手で力を加えていたら手が切れました.

 クランクを外します.まずはフィキシングボルト(写真内,指で摘まれている部品)を8mmアーレンキーで外すのですが,固着していて自力では無理だったので自転車屋さんに持ち込みました.自転車屋のにーちゃんも苦戦し,最終的にはラスペネでプシューしてました.ラスペネすごい.
 写真を見てわかるように変なグリスがべったりついていました.たぶん防水用です.しかしネジ部には一切何もついていないので固着するのも頷けます.

 フィキシングボルトが外れたらクランク抜き工具でクランクを落とします.落としたものがこちら.きったないですね.

 両側のクランクを落としたらBBをロックしているリングをカートリッジBB工具で外します.ユルッユルになってました.外したBBがこちらなのですが,きったないですね.

 あとは逆順で作業していけばOKです.新しいBBを入れ,ロックリング(?)を締め,クランクをはめてフィキシングボルトで固定しておしまいです.今度は固着しないようにボルト類には軽くグリスを塗っておきました.
 今回は軸長が微妙に変わっているのでFディレイラーを調整して作業終了です.これで異音ともさようなら……!

 というわけにはいきませんでした.漕ぎ味こそなめらかになりましたが異音が消えません.どうやらペダルが原因のようですね……

暇がない

実は5日程度に1回はブログを更新しようという気でいたんですが,最近どうにも忙しくてなかなか更新できません.

忙しいとそもそもブログのネタを探す時間もないし,書く時間もありません. 忙しいことが悪いとは思いませんし,自分の器量の問題もあるので仕方ない部分もあるのですが,やはり暇は良いものだと思います.

数年前まではワークライフバランス(笑)とか思っていたのですが,結構深刻な問題だなあと考えています. 生活リズムも狂いまくってますし.

Fitbitは蒸れるのか?

 6月に入って梅雨も近づいてまいりました。日中外を歩けばそれだけで汗が浮いてくるような暑さがもう少しでやってくるかと思うとイヤになります。
 今回はタイトルの通りFitbitの蒸れについて少し書こうと思います。

Fitbit(ChargeHR)のバンド仕様

www.fitbit.com

 上記リンクのページ最下部にSサイズ、Lサイズ両方の諸元が書いてあります。Lサイズのものについて書きますと、次のような感じです。まあ気にするほどでもないのですが。

項目 諸元
バンド幅 21 mm
穴の数 11 個(ただしバンド押さえがひとつ使用)
手首周長 157 - 193 mm
材質 エラストマー素材
防水 生活防水レベル(水泳や風呂は不可)

 穴の数が多く調整の幅はかなり広いので、キツキツからユルユルまで自由自在です。ただしあまり緩いと心拍数の計測が甘くなるようです。

バンドは蒸れるのか?

 結論から言うと蒸れます。まあ通気性のつの字もないゴムのバンドなので当然ですね。幅もあるので結構不快です。
 DDRを数クレジット遊ぶともうびっしょびしょです。そして通気性がないから乾かない。下手に放っておくと痒くなってくるので、汗をかいて不快だなあと思ったら迷わず外すべきだと思います。
 あんまりべたべたするなら洗ってしまうのも良いでしょう。水にどっぷりつけるのはダメだと思いますが流水で軽く流すなら許されるでしょう。

雑情報

 Charge HRのバンドを分厚くしたようなSurgeと、スマートウォッチ型のBlazeが出る(出た?)ようですが、彼らも間違いなく蒸れるでしょう。
 蒸れるかはまあどうでもいいんですが、機能的に少し心配ですね。アクティビティトラッカーを謳ってよい大きさなのか、スマートウォッチに寄るなら機能は十分なのか。少なくとも後者に関してはNoでしょう。せいぜいカレンダー予定を見られるようになった程度。前者はまあセーフの範囲ではないかと思いますが……。

xDuoo TA-02真空管ヘッドホンアンプ

2018.02.19 追記: ここから
TA-02自体は廃盤で、改善版のTA-02SJが引き継いでいるようです。

xDuoo.co.jp » デスクトップ 小型 真空管ヘッドホンアンプ TA-02SJ

ここまで


 ヘッドホンを買うとアンプが生えてくるなんて冗談だと思っていた時代が僕にもありました。

nok0714.hatenablog.com こんな記事を書いていたわけですが、まあ完全にフラグですよね。xDuooのTA-02が我が家にやってきてしまいました。

xDuoo社

 中国のメーカーのようですが、ちゃんと日本語の公式サイトもあってなかなか頑張っている感じがします。まあところどころ日本語が怪しいのは気にしない。

xDuoo.co.jp

公式サイトによれば、OEM生産で磨いた腕で自社商品の開発、販売に乗り出したようです。基本はヘッドホンアンプのメーカーということでよいでしょう。
 中華DACやら中華アンプやらがコスパで優秀と評される(どこで?)最近ですが、流通とサポートの点が少々心配で導入をしていませんでした。 ところがこのxDuooの製品、ビックカメラでしれっと売られていたり、Amazonが公式に販売してたりします。 この点から流通という意味ではまあ良いと判断、先の記事でも書いたようにアナログラインインを備える手ごろな製品であったことも後押ししてTA-02購入と相成りました。

TA-02 真空管ヘッドホンアンプ

 選定基準は主に次のXです。一応値段とアナログ入力が最優先。

  • 値段。10000円前後であること
  • アナログラインインを備えること
  • 流通面での怪しさがないこと

 値段は単純に予算の話なのであまり述べることがないです。
 ふたつめのアナログラインインについては、USBDACなら現在使っているUDA-1に内蔵されているので追加で購入する必要がないことが具体的な理由になります。これが曲者で、据え置きヘッドホンアンプでアナログ入力を備えたものが少ない。許容範囲内の価格でアナログ入力があるものはまさにこのTA-02くらいで、ほかの機種は大体USB接続のヘッドホンアンプでした。そしてそれらの機種のDAC性能はUDA-1に劣ります。
 流通面については上で述べたとおりです。大手の通販サイトが公式に取り扱っているもの。

 購入はAmazonから行いました。調べるとどうも安いときは8000円くらいで流通していたらしいのですが、現在は11000円~のようです。

xDuoo 真空管ヘッドホンアンプ TA-02

xDuoo 真空管ヘッドホンアンプ TA-02

開封&セットアップ

 例によって大きめのAmazon段ボールの中でたたずむ箱を取り出します。開けて最初に飛び込んできたのは保証書なのですが、保証書というよりコピー用紙の切れ端ですね。取説も最低限のことのみの記載にとどまります。
 一方、本体は分厚いウレタン?でしっかりと保護されています。真空管が使われているだけに割れたら大変ですからね。ほかのブログにアップロードされているものとは少々梱包が違い、真空管は最初から本体に取り付けられた状態で届きました。
 電源は小気味良い動作感のトグルスイッチです。LEDが青色なのが少々気に入りませんが……。ボリュームつまみはクリック感のないもの。形状のやる気のなさとアホみたいに見づらいドットが「らしさ」を醸し出しています。背面はRCA端子がのぞくのみです。

実際に接続して使ってみる

 PC-(USBケーブル)->UDA-1-(ラインアウトからRCA)->HD598の順に接続。いざ試してみましょう。音に関してはおよそポジティブな印象で,それ以外の部分がだいたいネガティブな印象です.

ポジティブな印象
  • 音のバランスを綺麗に整えてくれる
  • 「うるさい」鳴り方をしない
  • こもり感が薄くなる
  • 中高音域は解像感が上がって強調される
ネガティブな印象
  • ちょっとジャリつくところも
  • 電源のオンオフ時のブツッというノイズ
  • 電源投入後の無音時間(仕方ない)
  • 自分の個体は右chがちょっとズレ気味の動作

 ポジティブな印象はすべて音に対するものになりました。楽器やボーカルの音のバランスが整った、ヌケの良いすっきりとした音を出してくれます。真空管だからなんたらかんたらというのはあまり感じられません。これが真空管らしい温かみのある音なんだ!ということならそういうことなんでしょう。たしかになんとなく高音の角は取れているような。
 こもり感はおそらくUDA-1のヘッドホン出力の特性ではないかと思います。こもり感が取れる代わりに低音は弱くなりました。ボーカルの明瞭度が上がって近くなり、低音は引っ込んだような感じ。これに関しては好みの範疇かもしれませんが、自分はボーカルを聞かせてくれるほうが好きです。唯一ネガティブな印象を受けたのは曲によるものの音が少々ジャリジャリする点。果たして曲のせいなのかどうなのか。

 ネガティブなところは主に製品の動作に関する部分で、電源のオンオフ時のノイズは結構気になるのでこの時はヘッドホンを外しています。投入後の無音時間はおそらく真空管に熱が入るまでの時間なので、ネガティブというより特性ですね。これも特性によるところが大きそうな気がしますが、自分の手元に来た個体は左右のチャネルの動作がちょっとズレています。具体的には音量を下げていくとまず最初に右chがミュートになり、続いて左chがミュートになります。音量を上げるときも先に左chから音が出ますね。なので小さめの音の時は少し定位が左に寄っているような。まあどのネガも値段相応のネガなので気にすることはないでしょう。

 ということで評価としては値段の割にいい音を出すけど、作り自体は値段相応なところアリという感じでしょうか。